お珠数について

普段、法事などで何気なく使っているお珠数ですが、そこは仏教行事には欠かせないもの。当たり前ですが奥が深いです。 お珠数の起源や種類などなど、お数珠についての知識をかいつまみながらご説明させていただきます。 尚、お珠数は歴史が深いため諸説あります。ここでは諸説あるなかの一部になりますので、 もしご意見・ご指摘などございましたらご連絡ください。

お珠数

■色々あるお珠数の呼び方
珠数・数珠・寿珠・念珠、または京念珠。お珠数にはたくさんの呼び方があり迷った経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 地域ごと、宗派ごとにそれぞれ決まっている場合もありますが、 パソコンなどで最初に変換される「数珠」が一番多く使われているようです。 しかし、奥田珠数製作所では、京都珠数製造卸組合と同じ「珠数」を使わせていただいております。
■お珠数の保管・メンテナンス方法
桐箱に入っているお珠数や珠数袋に入っているお珠数は、そのまま房を整えてからしまっておくのが良いでしょう。 汗に弱い真珠などの珠数玉の場合、しまう前に一度乾拭きをするなどアクセサリーを扱うように大切に保管してください。 暫くぶりに数珠を取り出すと、房がヨレヨレになっていることがよくありますが、その時は沸騰させたヤカンの口などから出てくる蒸気に少しあてながら まっすぐ手で整えることができます。ただし、房が正絹の場合たくさんの蒸気を当てすぎると房を傷めてしまいますので、より慎重に行いま しょう。
■お珠数の選び方
お珠数の種類は大きく分けると、各宗派ごとに異なる二連珠数と、片手珠数ともいわれ一輪の略式珠数があります。また男性物・女性物とが明 確に別れています。 若い女性向けには珊瑚などが好まれ、逆に年齢を重ねるにつれ翡翠・水晶など落ち着いた色のお数珠が好まれる傾向があ ります。 店頭でご購入される場合は、店員と相談しながら選ぶのことができるので安心です。
インターネットでの購入の場合、珠数専門店なら知識豊かなスタッフがいるかと思いますので、 購入前に用途・年齢などを電話やメールで伝えるとアドバイスをもらえると思います。
新しく購入される場合、まず二輪珠数か片手数珠のどちらにするか決めるのが良いでしょう。また既に片手珠数をお持ちの場合は、 家の宗派の二輪珠数を揃えておくことをお勧めします。

お珠数の種類などについて

■お珠数のいろいろ
上記のお珠数の選び方で簡単に説明した様に、お珠数の種類には二輪珠数、片手珠数、男性物、女性物とあります が、 その中でも珠数玉の素材、珠数房の形状によりさまざまなお珠数が存在します。

一輪珠数

基本的にどの宗派でも対応可能とされているのが一輪珠数(片手珠数)です。輪の左右対称にある小さめの珠数玉 を二天玉と言い、房につながる大きめの珠数玉を親玉と呼びます。 残りの一番多く使われている珠数玉のことを主玉と呼びます。

二輪珠数

各宗派ごとに珠数玉の数や房の形が決められています。 名前の通り一輪珠数の約二倍の長さの珠数になり、二輪にして使います。
こちらの写真は浄土真宗用の二輪珠数になります。

腕輪(ブレスレット)

数十年前に流行し、その後一般的になった珠数ブレス。本格的なものの場合、一輪珠数で説明した親玉・二天玉が存在し一輪珠数のように紐 が出ていることが多いです。

指輪

あまり知られていませんが、腕輪の半分以下の大きさで主に魔除けとして、神社のお守りのように普段持ち歩くカ バン等に入れておきます 。こちらの指輪は、内径約3センチ程です。

子供珠数

お珠数にも子供用珠数があり、男の子用、女の子用があります。 一般的な片手珠数よりも小さい珠数玉を使用しているため見た目にも可愛さあふれるものが多いです 。娘さんとお母さんでお揃いのお珠数にして楽しむこともできます。
母娘揃い珠数の見本



































■房のいろいろ
お珠数の房にもいろいろ種類があり、それぞれに名称があります。ここでは一般的な名称で房の説明をします。

頭付房 カシラツキフサ

一番よく見かける珠数房となっています。 房の上の部分が頭のように丸くなっているためそのように呼ばれ ています。

梵天房 ボンテンブサ

少し前までは、関東地方を中心に親しまれてきた房になります。 丸くころんとした房部分を修理できる職人の数が減ってきている影響などで現在では徐々に見る機会が減りつつある房です。

紐房 ヒモブサ

浄土真宗の男性物正式珠数として使われていることが多い房です。 紐の数は、4、6、8本などから構成されており数が多いほど太い房になります。

菊房 キクブサ

真言宗、天台宗、浄土宗などの二輪珠数としてよく使われている房の形になります。 親玉から長くでた糸の先に丸いボンボリ(梵天)がついています。梵天房より小ぶりなボンボリです。

小田巻 オダマキ

梵天房のように丸くコロンとした可愛いらしさのある房です。 小田巻、吉祥梵天などそれぞれ製造元により名称が異なっています。

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